メイクアップアーティストIMAによる疑似メイクレッスン②

メイク師IMAの女装メイクレッスン

メイクアップアーティストIMAによる疑似メイクレッスンの第二回です。
第一回をまだお読みで無い方は、先にそちらをお読みください。

 

さて、美容液まで塗れました。顔がリフトアップし、目がぱっちり大きくなりましたか?

 

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ベースの塗り方

次に、「ベース」を塗ります。初心者なので一番ノーマルなベースをお勧めします。

透明、凹凸を無くすタイプでしたね!

 

この量は、顔全体の3分の2程塗れる量がベストです。

 

まず最初は目の下だけ塗ってみようと思いますので、アイフォンの丸いボタン程の大きさを出してみましょう。

 

これを2つに、手で分けて下さい。

一つを右目の下に。もう一つを左目の下に。

 

そして登場するのがスポンジです。

スポンジは、吸着能力が強くて中級・上級者にメイクを教えている人は「スポンジは古い。メイクを吸着する。」とよく言っています。

しかし、超初心者にとって、そうした人達がお勧めする「筆」をいきなり使いこなすのは難しいのです。

スポンジで大丈夫です。

 

これは、品質に大差はありませんので、100円商品で大丈夫です。

大き目がきっと男性の手には持ちやすく、扱いやすいでしょう。

 

先ほど塗った2箇所、スポンジで叩いて下さい。

100回ずつ、ポンポンと叩いて下さい。決して伸ばさないで下さいね。

 

肌に馴染みましたか?

 

それでは、次にベースをもう一度先ほどの半分の量を取り、おでこと鼻筋、口周りなどその他の部分に塗ります。

 

 

次は、スーッとスライドさせて延ばして下さい。

 

このスポンジの使い方は2種類!「叩く」「伸ばす」だけです。

難しい手法はありません。塗った液が肌に馴染むまで、ポンポンと、スーッを繰り返せば良いのです。

 

これでベースは完成です。要チェックなのは「小鼻(鼻の横)」をキチンと塗れているか。
ここは毛穴が汚れやすく、赤みのある人も多いです。しっかりスポンジで叩き込みましょう!

 

近年、ファンデーションに下地の役割も入っているミックス商品も開発され、売られています。

化粧水も美容液も乳液も全て一緒!「オールインワン」という嘘のような化粧品ものもあります。

 

しかし、少し嘘はあります。個人的にオールインワン化粧品はあまりお勧めしません。

なぜなら、「ハンバーガー」で例えてみます。

パンもレタスもトマトもマヨネーズもお肉も全部ぐちゃぐちゃにしたハンバーグよりも、一つ一つ丁寧にパンを焼き、トマトを育て、きれいな場所で野菜を栽培し、愛情込めて育てた牛の肉を使い、一つ一つ重ねて完成したハンバーガーの方が美味しいと思いませんか?

 

これは、お肌も同じです。

 

一つ一つの工程を重ねた肌と、オールインワンのように一度に全て!という横着をした肌は5〜10年後には差が出るでしょう。

 

女性の社会進出により、早くメイクを終えなければいけない。という女性が増えました。

化粧品はまだ女性のものとして出回っています。
その女性に買ってもらうため、時間の短縮をうたった「オールインワン化粧品」が開発されてしまったのです。

 

お習字も、書く前に何十分もかけて墨を一生懸命擦るからこそ、一文字一文字を愛情込めて書けるはず。

これが墨汁だと文字も適当になりませんか?

何度でもやり直せる。そんな気持ちも生まれてきます。

 

メイクは、一つ一つの工程を踏んで、丁寧に作ることに意味があります。(汚いメイクを目指しているのであれば別)

美は細部に宿るという言葉があります。

究極の美は、そうした意識から始まるのです。

 

特に初心者様!

分からないという理由で、最初からオールインワンに頼ってしまったら元も子もありません。正しい技術も知識も学べません。

 

どうしてもそうした楽にメイクのできる商品に頼りたい場合は、先に徹底して技術と知識を身に付けてから使用する方が正しく使えるので良いでしょう。

「安い」「早い」そうしたものには必ず何か裏があります。

決して、惑わされないでください。この世界も、残念かも知れませんが、技術の世界なので努力に勝るものはないのです。

 

コンシーラーの使い方

 

スポンジの「ポンポンスーッ」が終わったら、あなたの肌のトラブルを「コンシーラー」というアイテムで消していきましょう。

コンシーラーとは、肌色のクレヨンのようなものです。あなたの肌色に合ったものを選んで下さい。

 

たくさんのトラブルがありますが今回は「クマ」に焦点を当てて考えます。

 

あなたはクマが酷いですね。そのクマも、大丈夫。隠すことができますよ。

コンシーラーで自分の肌に合った色をチョイスして下さい。

 

直塗り(ゴリゴリと直接塗ること)もカバー出来て良いですし、コンシーラーの形状によりますが、今回は直塗り用のコンシーラーとして進めていきます。

先ほどベースを塗った上にコンシーラーを塗るわけなので、引きずらないように「力加減」に気をつけて優しくそっと、塗るというよりも《固まりを置く》といったイメージが近いです。

 

クマの部分にコンシーラーの固まりをそっと置いて下さい。

はい、消えました。

しかし、塗っているのが丸分かりです。

 

肌とコンシーラーを塗ったところに境目の線がありますね?

その線を、再び先ほどのスポンジを使ってポンポンして馴染ませて下さい。

 

おっと、この時に注意すべき点は「スポンジの細かな部分を使う」ということです。

全体を使うとコンシーラーを吸着してハゲてしまいます。

 

優しくポンポンと馴染ませ、絵を修復している修復師になった気分で肌に馴染ませて下さい。

 

ポイントは、なるべく上にあげること。

下に伸ばすとどんどん伸びます。クマをピンポイントで消したいので伸ばす必要はありません。

クマ、消えましたか?

クマの上の部分は消して触らないで!厚みを持たせて消し去ることが目的なのですから・・・。

 

ここで女装さんのメイクで一番難しいとされている「ヒゲ消し」をします。

あなたのヒゲは通常の濃さですね。

 

脱毛もしたことがなく、放っておくと2〜3日で生えてくる程度の濃さですね。(濃い人は半日ほど)

 

その濃さなら「煉瓦(レンガ)色」のコンシーラーで消し去りましょう。

ヒゲの上からポンポンと叩き塗りして下さい。

消したいので、スライドさせてはいけません。スライドさせるとヒゲが見えてしまいますから。

 

綺麗に消せましたか?

色とアイテムさえ抑えればこんなに簡単にヒゲを消すことができます。

濃い人向けの消し方や今回ご紹介した以外の消し方もあります(メイク教室でお教えしております)。

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リキッドファンデーションの使い方

それでは、メインディッシュ!

肌にヴェールを被せましょう。

「リキッドファンデーション」というアイテムです。

これは【肌をもう一枚、作る液体】だと思って下さい。

 

あなたの肌色に合った液体を肌に均一に塗り、乾かすとまるで薄いヴェールを被ったかのような綺麗な肌になるのです。

このリキッドファンデーションのコツは、その人の肌の厚みに合わせて量を調整して塗ることです。

 

また、肌の下には筋肉が眠っています。

 

よく動く箇所、口周り・目周りはこのリキッドファンデーションが大変崩れやすいので《薄く塗る》ことを心がけて下さい。

逆に、目の下の逆三角ゾーンと言われる頬の高い部分は、顔の中心で最も人に見られる場所です。

よって、厚塗りをし、綺麗に作り上げることで《メイク上手》という印象を与えることができます。

その2点を抑えながらリキッドファンデーションを塗ります。

 

また、リキッドファンデーションも特に女装者の間で使用される商品は「BBクリーム」だとされています。

なぜなら、カバー力があり、お手頃で、肌がツルツルに見えるからです。

 

しかし、私の指導の元で勉強された人は安さにかまけないで下さい。

リキッドファンデーションが私のメイクの中でも、一番力を入れて欲しいところです。

 

よって、リキッドファンデーションは、最低でも5000円、できたら10000円程度の商品を使用して下さい。

BBクリームのような質の悪い商品は肌を痛めますし、チープな厚化粧に見えます

保湿をしながら、肌を守り、そして綺麗に肌を見せてくれる商品が百貨店レベルのリキッドファンデーションなので、是非そちらの使用をお勧めします。

 

なお、5000円でもどうしても高いという方のためにはこのようなリキッドファンデーションも販売されているようです。
通常のリキッドファンデーションの3分の1の価格で同質をキャッチコピーにしているので、試してみるのも面白いかもしれません。
実際に色々と購入していくうちにお気に入りの一品が見つかるでしょう。

美しくなるためにはお金がかかるものだと別の場所でも述べましたが、常に高いものを買えば良いわけではありません。
このサイトでも、安くても質の良い商品を紹介しております(100均商品はいけませんが、300円台でも良い商品はあります)。

しかし、リキッドファンデーションはダイレクトに肌に塗るものなので、練習であっても良いものを使用して下さい。
たとえ他のメイクアップアーティストの方がお勧めしていてもBBクリームの使用はお勧めしません。
(もしBBクリームをお勧めしているメイクアップアーティストがいたとしたら、本物のメイクアップアーティストではないでしょう)。

良質なものは伸びがよく、少量でも顔全体に伸ばすことができます。

 

 

この量も、人の顔によって異なりますので一概には言えませんが男性の場合、女性より顔の大きい人が多いので、そうしたことも踏まえて量を考えて下さい。

 

リキッドファンデーションの塗り方は、べースと同じです。

この塗り方も中級者、上級者になると変わり、人によっても大きく分かれますが、このブログをご覧の初心者様は「スポンジ」を使用して下さい。

 

なぜなら、スポンジが一番ムラなく塗れて、初心者様も使いやすく、安く簡単に手に入るアイテムだからです。

 

なるべく、男性でも持ちやすい厚みのある大きな面のスポンジを手に入れて下さい。

使い捨てのものもありますし、洗って乾かして再利用できるものもあります。どちらでも構いません。

 

 

まずは、リキッドファンデーションを手の甲の横に取ります。

これがパレット代わりになります。(掌だと手が使えなくなります)

 

液体系の化粧品を出すときは、プロのメイクアップアーティストのように手の甲の横に取る癖を付けてください。

 

「パレット」や「スパチュラ」というものもありますので手に置くことが苦手な人はそうしたアイテムを使用して下さい。

まるで絵を描く時に使う絵の具を置くパレットのよう・・・。

メイクはアートや習字と同じだと、ようやく感じてきましたか?


習字や絵なら、「絵は苦手で…。」とか、「字は下手で…。」という人が多いのに、メイクの場合は「出来そう!」と錯覚し、全然上達していないのに出来ている気になっている人が多い気がします。

 

メイクも、絵と習字と同じ《技術》を学ぶ必要があります。

ご自身のそうした勘違いをまず見直すことが、特に中級者・上級者の女装者様に求められると個人的に感じます。

40~50年、女装をしている。という人が生徒様でお越し下さったこともありましたが、「こんなこと、今まで誰も教えてくれなかった。」と衝撃を受けていました。

 

女性でも、きちんとメイクを教えてくれる場所、教えられる人(メイクができることと、メイクを教えることはまた別ですから)は少ないのに、女装の世界となるとそのメイクさんの量は激変し、国際的な技術の認定を受けたプロは私以外におりません。

 

よって、残念ながら本当に正しい知識を分かりやすく教えてもらえる人がいないのが女装界の現状なのです。

 

 

さて、リキッドファンデーションの続きをしましょう。

 

頬とおでこを中心とし、「叩く」「延ばす」技を用いて仕上げます。

 

ポイントは、ムラ・ハゲ・スポンジ跡が残らないように叩き込んで塗ること。最初は難しいので、ゆっくりで大丈夫です。

 

おでこは生え際まで伸ばして塗って下さい。

ただし、女装者様はウィッグを装着される人が多いです。

なのでおでこの生え際まで無理に塗る必要はありません。

もし前髪がパッツンで毛量も多ければ、逆におでこにファンデーションは塗らなくて大丈夫です。

その分、リキッドファンデーションが節約できますから。

 

また、首にもつながるように塗って下さい。

私はたまに業界用語を挟みます。「つなぐ」というのは、顔に塗ったリキッドファンデーションを首に伸ばし、顔の色と首の色を繋ぎ合わせるということです。

この「つなぐ」行為は、目もそうですし、頬のメイクもそうです。全てに当てはまるチェックポイントです。

 

この出来の良し悪しでプロと素人の差が生まれると言っても過言ではありません。

 

これは長年の練習による技術が必要です。あと、メイクで一番重要なのは「目」です。

 

このメイクが上手なのかを見て確認する能力です。

 

この目の能力は日頃の生活とリンクしています。

 

日常的に映画を観る人は映画の最高級とされる女優さんの顔を嫌でも見ています。

メイク雑誌を見る人も嫌でも様々なメイク方法を見ています。

 

目は、見たものを覚えようとしなくとも情報として頭に自然に入れてくれるそうです。

 

つまり、何百、何千、何万もの「美しいもの」「美しいとされるもの」

そして「世界一のもの」を見続けることが大切なのです。

 

これはプロのメイクアップアーティストの業界では当たり前の話ですが、素人様でもメイクの良し悪しはこうした生活環境からのセンスによって分かれると思います。

 

私の記事をご覧の皆様へは、メイク上手でセンスの良い女装者様になって頂きたいので、月に一度は映画を、質の良い音楽を、そして自然を見て、美しいものを常に探して取り入れて欲しいと思っています。

 

私は幼い頃から父の影響で映画を毎日観ていました。

洋画でしたので、自然と女優さんの顔が頭に残っています。

メイクを意識して観ていた訳ではありませんが、私が年配者と普通にメイクの話ができるのはそうした影響が強いです。

 

裕福や貧困は関係ありません。

 

あなたが今、この瞬間から「美しいものを見たい」と願って行動すれば、今の時代いとも簡単に美しいものに出会える時代なのです。

 

世の中の「美しいもの」と、あなたの感じる「美しいもの」は異なります。

 

ただ、世の中で一流・本物とされる美しいものは年齢を重ねるごとにその意味がわかり、メイクにおいてはため息が出るほどです。

 

同じアイテム、同じモデルさんなのになぜここまでうっとりさせる程のメイクが出来るのだろう・・・?

 

その答えが、「プロの技術」です。

 

私も世界で一人しかいない女装メイク師として、東京の女装界の人からも噂されているとお聞きしましたが、自分に対する評価はまだまだ厳しく、きっとお婆ちゃんになっても技術向上は続けますし、終わりはないでしょう。

 

技術の世界、アーティストの世界とは、そういうものなのです。生まれ持ったそうした感覚が、そうさせています。

 

 

さて、少しプロの話と美の感性を培う方法をお伝えしました。

 

美しいもの、自然の中にも沢山ありますので日頃の景色に目を凝らして、ご自身の感性を毎日高めて下さい。必ずメイクにもその感性が繋がります。

リキッドファンデーションの話に戻します。

 

スポンジを叩いた時、力は入っていましたか?

グリグリ、強く、肌に密着するように・・・というのは嘘で、絶対に力は入れないで下さい。

 

メイクに「力」は一切必要ありません。

 

生徒様の中でも、3回ほどご受講くださり4回目の受講で少し日にちが空いた時にすっかり「力加減」が男性モードに戻っている人がおりました。

 

それ程、特に男性は男性らしい癖があります。

 

女性でも、慣れている人や勘違いしている似非メイクさんはグリグリと肌に化粧品を押し付ける人がおりますが、プロ失格です。

本来のメイクの意味から学び直す必要があります。

 

私はメイク専門学校を卒業して、すぐにメイクアップアーティストになった訳ではありません。

現代画家、ネイルサロンマネージャー、ヴィンテージ店長候補として美の世界を渡り歩いてきました。

 

その間、日本に根付いていなかったメイク検定というものが現れ、せっかく日本で活動しているのだからと力試しに独学で(その検定試験内容は)試験に挑戦しました。

すると、あっさりと取得でき、2級も挑戦することになりました。

 

2級は一番難しいらしく、さすがに独学では通用せず1度は落ちました。

しかし、2回目の挑戦にて2級も取得できました。

 

今年、この記事を仕上げた後に1級の検定が待っています。

1級は現在日本のメイク界においてはトップの称号です。

 

先日、検定対策として朝から晩までとある一室にて、検定対策の講習を受けました。

そこには中国人の「日本の技術を下見にきた」というビジネス目的の女性が1人。「メイク講師をしている」という韓国メイクが好きだという派手なメイクの女性が1人。
そして私と先生の4名がおりました。

 

トップの称号を獲得すべく集まった人数にしては少なく、どれ程この検定の取得が難しいのかを感じました。(2018年の2級の合格率もかなり低かったそう・・・!)

 

それ程、技術の取得は難しいのです。

そして2回ほど、モデルをチェンジしてフルメイクの練習をしました。

最後にモデルに言われた一言を覚えています。

「あなたのメイクが一番優しくて、こんなにメイクって気持ちいいんだって思えた。」と。

 

これはこの検定に限ったことではありません。

女装メイクのみコースをご利用くださった過去のお客様何人にも

「全国の女装サロンでメイクをしてもらってきたが、こんなに優しいメイクは初めてだ。今まで何だったんだ!」
ということを言って頂きました。

 

世の中の多くのメイクさんが力加減が大変強いのです。残念なことですが・・・。

 

私が普段提供しているメイクは国際ライセンスは頂きましたが、アカデミー賞のように、まだメイク界では登りつめてはいません。

私より上手な人はたくさん世界中におります。

 

なのにこうしていつもお客様から「気持ちいい」と、大満足の声を頂けます。

 

その理由は沢山ありますが、その1つに「力加減」があるのだと思います。

いつも、人の肌に触れさせて頂けるという気持ちを込めて筆を握るようにしています。

 

セルフメイク・初心者様においてもそうした心理の部分も是非、真似して欲しいのです。

ご自身の顔にも「今日も綺麗だね」「綺麗になれ」などの気持ちを込めてメイクして下さい。

 

肌(身体)は正直で、褒めてあげるとそこを延ばそうとします。

綺麗になってと願ってメイクをすれば、どんどん綺麗な顔になるのです。

 

植物や動物とも似ています。

また、「どんなメイクをしたいか」も重要です。

どうしたいかが無ければ中途半端なメイクが完成します。

メイクはまず先に、心の部分を決めることが大切です。

 

 

それでは、続きです。

赤ちゃんの肌に触るように、優しく優しく丁寧にリキッドファンデーションを仕上げます。

リキッドファンデーションが全部塗り終わりましたら、チェック時間です。

 

明るい部屋で顔全体に光を当てて下さい。

ムラは、ありませんか?

塗り残しはありませんか?

 

特に目の下、鼻の横の塗り残しが多い場合があります。

鼻の高い人は鼻の付け根の塗り残しが多いです。

この次の工程で、もうやり直しのできない状態になります。

 

大丈夫ですか?カサカサしてませんか?
多すぎる部分はありませんか?ここはかなり慎重にチェックして下さい。

 

 

ベースメイクの仕上げ

それでは、ベースメイク最後の仕上げです。

 

今まで液体系の化粧品を使用してきました。

 

丁寧に時間をかけ、ミルフィーユのように、肌の上に塗り重ねてきました。

台無しにならないよう、慎重にいきます!

 

 

その前に、女装を始めようという多くの男性がつまずくお話をご紹介します。

 

まず、多くの男性はお化粧のイメージを思い浮かべ、インターネットで検索します。

よく分からなくてとりあえず、直接買えそうな100均に行ってメイク道具を探します。

イメージにある肌に塗る肌色の化粧品・・・。固形ファンデーションを買います。

 

そう、化粧水などの過程を飛ばして、直接固形ファンデーションを塗るのです!!(恐ろしい)

 

これは、CMなどで「これを乗れば美しい肌! 10歳若返る!」などと、よく宣伝されているあの固形ファンデーションを鵜呑みにした人の例です。

 

結構、こうした男性が多いそうで。

私も過去にそうした生徒様に出会ったことがあります。

 

彼らの肌はボロボロ。

固形ファンデーションは、カバー力が強く、特にヒゲが濃い男性にはオススメです。

 

しかし、この固形ファンデーションを10代や20代のうちに塗ってしまうと、肌の劣化が進み、肌が重い状態になり、不快感も残ります。

カバー力が強い分、肌への負担も大きいので下に化粧水やベースなどのクッションが必要なのです。

 

下地を挟めば、カバー力が強いので、ヒゲをより消したい、年齢を重ねていて肌のトラブルが多い人などにはお勧めです。

 

私のメイク教室では10代〜30代であれば、まだまだ肌は綺麗な状態ですので「固形ファンデーション」の代わりではなく、粒子の細かい「お粉」をお勧めしています。

お粉にもよりますが、私のお勧めするタイプは粒子が細かく、肌の色を選ばないこのお粉です。

 

今回はヒゲ消しの方法もお伝えしましたので、固形ファンデーションの使用方法をお伝えしますね。

 

固形ファンデーションはスポンジ付きのケースが多く、そのまま塗るシーンをCMなどで見たことがあると思います。

 

しかし、肌全体に塗ると《THE・お面》のような顔になります。

色も白すぎるものを選んでしまったら、大阪のおばちゃんによくある肌真っ白、首は黄色という仮面を被っている状態になります。(私の親戚にもおりました)

 

なので、大きめのふわっとしたパウダー(粉)用の筆を使用します。

 

リキッドファンデーションが肌に馴染んでいることを確かめて下さい。

 

まず固形ファンデーションを筆にたっぷりと含ませて下さい。(付けすぎ注意)

まずは目の下から。フワッと中心から外に塗ります。

塗るというより、「ホウキではらう」というイメージです。

 

中心から外!中心から外!フワッと重ねます。薄く、何度も、重ねるって下さい。

くるくると円を描くようにはいても良いです。

 

ヒゲのコンシーラーの煉瓦色が消えるよう、肌色が全て顔に付きましたら固形ファンデーション完了です!