一流メイクアップアーティストIMAによる疑似メイクレッスン③

メイク師IMAの女装メイクレッスン

固形ファンデーションまでの工程が完成しました!
そろそろ、アイテムの名前などぼんやり理解できた頃ではないでしょうか?

 

化粧品は無理に覚えようとせず、繰り返すことで嫌でも覚えます。

それよりも、楽しもう!とトライし続ける気持ちが大事。

 

覚えようとして覚えることがありすぎて嫌になったり、上達しないから自分が下手なのかな?と思ってしまったり、
そんな考えは絶対にしないで下さい。

不器用さんでも、センスが無くても、年配者で今から女装とメイクを始めようと思っていても、誰にでもチャンスはあります。

 

そして、すでにあなたは自力でここに辿り着いているのですから。

 

0スタートの不器用でセンスの良いとは言えない超初心者の男性を、メイクアドバイザーの資格を保持するまで育て上げた私の指導を信じて下さい。
(まぁ、彼の影の努力が9割ですが・・・。)

 

それでは、固形ファンデーションの次の工程に参ります。

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IMA式メイク教室

私の指導方法のこだわりは3点。

 

・速い
・クオリティ高い
・自主性がある

 

この3点を教室で守りながら指導してきました。より詳しく説明します。

 

世の中のメイク教室にきっと行ったことの無い人が多いと思いますが、小学校を思い出して下さい。

授業中は席を立ってはいけない。私語禁止。

じっと先生の話を一方的に聞かなくてはいけない。先生の言うことは絶対。

そんな感じの教室時間ではなかったですか?誤差はあると思いますが、私が小学生の頃はそんな感じでした。

 

じっと同じ場所でいることの辛い私は、授業を飛び出したり、机に落書きをしたり、あまり良い生徒では無かったように思います。

 

でも今講師をしていて感じることは、そうした閉じ込め方法の教育を当たり前のようにしていた教師に問題があるのだということでした。

 

昼ご飯の後は身体の構造的に人は眠くなります。

そうした構造を無視して、無理やり授業を開始して、寝た人には罰を与える。そんな無茶苦茶な世界でした。

 

ただ、その中でも教えることが上手な先生はおりました。

 

手作りの新聞通信を書いていたり、喧嘩が起きると授業を止めてなぜ喧嘩が怒るのかをバケツにインクを垂らして「たった1滴でもこうして広がるんだよ」
つまり1人が悪いことをすると伝染するのだと、そういう教育をしてくれた人がいました。

 

そうした授業は五教科や国が与えた勉強とは逸れるかも知れませんが、何十年経った今でも私の心にはそうした授業や教えが脳裏に刻まれています。

 

マニュアルを渡し、椅子に座らせて先生は動き回り、先生の言うことは絶対で、一方的に話をし続け、質問があれば手を挙げてというスタイル、何か変ではありませんか?

 

私の教室では今まで、教師も生徒も同等だとお伝えし、一切マニュアルは使用していません。

1人1人、脳も環境も全てが異なりますので、その都度、伝え方も内容も変えて伝えてきました。

携帯OK!私語OK!いつでも先生の話を止めて質問は自由に何でも聞いて下さいと、生徒様に自由を与えました。

 

そして、先生から一方的に教えることは絶対したく無かったので、
「私は質問に答えるだけです。分からない場合は分からないと伝えます。生徒様が自主性を持って、まず質問を持って来てください。」というスタイルで教室を開講し続けました。

 

私は人に偉そうにモノを教える立場の人間では無いと思っていたし、(蔑むという意味では無くて)
私自身がたくさんのメイク教室に通い、一方的に教えられ消化不良で終わる感じが凄く嫌だったのです。

終わりの見えないメイク教室。先生との圧倒的差を見せつけられ、「いつ出来るのだろう?」という不安で嫌になり止めたくなるあの感じ・・・。

全ては講師側の責任だと思います。

 

私の教室の生徒様が活き活きと、「次回も絶対来たいです!」と言ってくださるのにはこうした理由がありました。

話が大きく逸れましたが、そうした理念の1つである「速さ」。

 

メイクが1時間かかっている人でも、何ポイントか押さえ要領よく進めれば必ず10〜20分は時間を短縮することができます。これも練習と癖づけです。

 

そして固形ファンデーションが終わって、次の工程、ハイライトとローライトです。

詳しくは正しいメイクの流れなどで説明しましたのでご覧下さい。

 

ハイライトとローライト

「速さ」を求めるのであれば、目や眉のような小さな範囲からメイクをするのではなく、大きな範囲であるハイライト(目の下)・ローライト(顔周り)・チーク(頬)から塗りましょう!

 

毎日メイクをしてきて「めんどくさい!!!」と思った時に閃いた方法です。
心理的に大きな部分が先に終わっていたら、後の工程が楽に感じるのです。

 

それでは、一般的なハイライトとローライトの塗り方を説明しながら進めます。

 

それぞれ「ブラシ」もしくは「筆」を使用します。

 

粉なので、筆先にそっと粉を乗せ、ティッシュなどでブラシの毛の中に粉を含ませてから使用します。

そのままボン!ボン!と粉を取って肌にダイレクトにドーン!と付ける人は初心者率120%です。

大間違い!!!

 

3つ全て、「薄い」粉を「薄く」塗り重ねるのがベストです。

 

先に必ず「ハイライト」を塗って下さい。なぜなら、ローライトの方が色が暗いからです。

明るい化粧から重ねることで、色が混ざることを防いで綺麗な完成形を目指します

ハイライトを用意しましたか?筆は大きすぎず小さすぎない少し横の幅がペタンとなっているタイプです。

鼻筋などの細かい部分は細い小さな筆が良いでしょう。

 

まず、目の下に塗って下さい。

 

ポイントは、真っ白になる程ではなく薄っすらと光に当てた時にキラリと光ったり、色がわかる程度です。

光に当てずにこのハイライトとローライトをするのは自殺行為となります。意味をなさないのです。

この2つは、光を操作して顔に凹凸をつけるためのものですから、光を当てて確認しながら進めて下さい。

 

逆に、暗い場所(Barやカラオケ)などに行く場合はハイライトとローライトはあまり効果を発揮しません。

でも撮影などの際にフラッシュの光でしっかりと顔に凹凸を付けられる場合もあるので手は抜けませんが・・・!

 

ハイライトを目の下に塗った後は鼻筋を塗りましょう。

ポイントは、鼻の頭の先まで塗らないこと。

 

鼻がテカって見えますので鼻筋のみに塗って下さい。

鼻が元々高い人は逆に塗らなくて良いです。
大事なので何度も言いますが、メイクは足し算と引き算です。必要なければ排除する勇気も身につけて下さいね。

 

ハイライトは最初はこの2点で良いでしょう。人により増えたり、プロしか知り得ない場所もあります。

なぜそこに塗るのかの理由もありますし、奥深い世界です。

 

では次にローライトを塗りましょう。

 

ローライトは私のセルフメイクにおいて欠かせないものとなりました。

 

専門学校時代、可愛い先生がいてとても小顔で生徒にも人気な人だったのです。

その先生が「私はローライトで小顔を作ってる」と言っていました。

その時、授業でその先生からローライトを教えて頂いて、今の私のローライト技と知識があるのです。

 

ローライトで本当に小顔は作れます!!

私の場合、骨レベルでしっかりとしたエラがあります。

小さな頃、目も小さく口も鼻も小さく、エラがしっかりだった私の顔・・・。

 

このエラさえ無ければきっとバランスもう少しマシだったろうに。そんなことも考えていました。

 

しかし、今はそのエラをローライトで目立たなくする技を身につけ、悩むことは無くなりました。

むしろ、ポジティブに「ハリウッド女優さんもエラがある人がいる。」と冷静に自分の顔を判断できる余裕さえ生まれました。

 

いつもしっかりローライトをしている私が小顔効果を感じた出来事がありました。

仲の良い友人と銭湯に行った時のこと。

メイクオフをした瞬間に友人が「IMA、そんな顔デカかった?」と素直に行ったのです。

彼女との関係は良好で、そうしたことをスパスパ言うタイプの友人だったので、現実として受け入れられました。

 

私は長年、メイクの力にて守られてきたのです。

大げさかも知れませんが、コンプレックスとは執着心が強く悩みも人一倍です。

それを守れるとなれば、何と大きなお守り的存在でしょうか。私は友人とのそうした出来事でローライトの偉大さを感じました。

 

最近はローライト・ハイライトもかなり出回ってきましたが当時は周りでそうした顔の凹凸を演出しているメイクをしている人は皆無な時代でした。

 

こうして、ローライトを紹介できる時代がきたことを嬉しく思います。

 

ローライトのコツは、顔の一番外側に粉をまず薄っすら置いて、なるべく大きな筆でふんわりと顔の中心方向へそっとはらうことです。

濃くなりすぎるとデーモン閣下のようになり兼ねません。

薄く、薄く、「付いてる?」ぐらいでストップ!!!

 

ハイライトとローライトは《気持ち分かる》程度がベストなのです。

分かられては意味がありません。
目の錯覚を利用して、相手を惑わすアイテムなのですから。是非これは練習して身につけて下さいね。

 

ローライトもハイライト同様、まだまだ塗ると凹凸に効果的な部分がありますが、今回は顔周りのみお伝えしています。

顔周りだけでも一気に雰囲気が変わります。

 

ただし、元々小顔の人は塗らないで下さい。

小顔の人は逆に小さくなりすぎると不自然になります。

あなたの顔に合わせて「必要」「不要」を選ぶべきですが、初心者様の段階ではその判断も危ういです。

このブログに書いていることをまず信じて練習してからでも充分です。

少しずつで大丈夫です。付いてきて下さいね。

 

チークについて

それでは、肌のお化粧の最後である「チーク」を塗りましょう。

今回は基礎の塗り方を説明します。

 

基礎のチークの色は「オレンジ」とされています。

明確な理由は特にありません。

ピンクだと甘くなりすぎるからか、オレンジが肌の色に近いからか・・・。

とりあえず、オレンジを用意して下さい。

このオレンジは、明るいオレンジではなく肌に馴染みそうな色がベストです。

蛍光色系は肌から浮きやすく、馴染みにくいです。(特に日本人の肌色には)よく黒人さんのメイクなどに使用されていたりします。

 

ハイライト・ローライトと同じく、筆につけたらティッシュで毛足に含ませて薄くそっと肌に乗せていきます。

一発勝負!だと思って下さい。失敗したらやり直しは出来ません。

出来たとしても、汚くなります。そっとそっと乗せて下さい。

 

場所は「笑顔になった時に一番高い頬の部分」を中心に、外にマルッとクルクル広げて下さい。

この時、肌とチークが分離していたり、色が濃すぎたりしていたら失敗です。

分離の場合は馴染ませることで解消できます。

塗れましたか?

 

今回は特別に、女装者様に人気のピンクのチークの塗り方もお伝えしましょう。

 

筆への含ませ方は同じです。

薄く筆に含ませて下さい。ティッシュで軽く粉を筆に馴染ませ・・・

場所「顔の少ししたの中央寄り」色「薄めのピンク」大きさと形「大きめの円」これをそのままコピーして塗って下さい。

 

全てに意味があります。

まず、ピンク色は可愛い・キュートというイメージを与えます。

さらに大きな丸で塗ることで幼さ・可愛さをより演出します。少し下も同様に!

 

このように、プロのメイクアップアーティストは「なぜそこにその色をその形と大きさで置くの?」
まで説明できます。

ここがプロとアマチュア、似非メイクさんの大きな違いではないでしょうか。

 

私はそうした疑問を初心者様の目線に合わせ、噛み砕いてお伝えすることで自然と「なぜ?」が理解できるように実は誘導しているのです。

なので難しい業界用語もなるべく使用しませんし、小話が多いのもそういう理由があります。

 

これも大事なことなので何度も言います。

 

美しいメイクとは、誰もが簡単にできることではありません。

映画監督がオチのある映画を作るように、パティシエがコース料理を考えるように、それはメイクも同じです。

この記事を読んだだけでプロにはなれませんし中級者レベルにいきなりはなれません。

 

しかし、世の中のどの記事よりも確実で、正論で、あなたの脳に優しいメイクレクチャー記事だということは確かです。

 

ここまでで顔の「粉」部分まで終えました。

 

残るはポイントメイク!!!いよいよです。

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ここまでの流れを何も見ずに完璧にできるようになるには、初心者の0スタートの人で自力ですと半年〜1年はかかるでしょう。

もしくは、一生完璧には無理かも知れません。

チェックしてくれる人のいない場合、正解がわからないのですから。

 

しかし、私の教室に通った生徒様はたった6回でフルメイク方法をマスターしました。

そしてアドバイザー検定も合格。

どの世界も「餅は餅屋」スピードと質重視での習得を求められる人は、オリンピック選手などの指導方法同様、プロの女装メイクアップアーティストの指導を取り入れて下さい。

きっと無駄な時間とお金が短縮でき、メイクを楽しめる時間が確実に増えます。