メンズメイクの定義とスキンケアの基礎

メンズメイク

世の中にはメンズラインの化粧品が増えてきています。

シャネルからメンズラインの化粧品が誕生し、阪急にもメンズ専門の化粧品が販売スタート。
若い女性に人気のある「ミノン」からもメンズラインが販売スタートしました。

皆さまもお気づきでしたでしょうか?

 

今日は、メンズメイクというものについて、メイクアップアーティストのIMAが女装メイク師という立場からお話をしてみたいと思います。

 

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男性に女装メイクをしていて気づいたこと

わたしは仕事で男性にメイクをします。女性にはしません。

そして、「女装紳士」はメンズメイクではありません。女装メイクです。

 

さらに、メンズ専門の化粧品も使いません。

なぜならば、メンズはメンズでも今までの化粧品はあまりにも「男!脂っこい男!!」向けに販売されていたものばかりだったからです。

 

男性を女性化させるには、そうでなくともそうした男性向け化粧品はあまりにも作りが雑で使う気がしなかったのです。(全ての男性用化粧品ではありません)

 

しかし最近のメンズラインの化粧品は女性同様、少し繊細になってきています。

肌に塗るファンデーションというものも、女性の種類以上になっているほどなんです。

それは男性が女性と比べ、肌色を気にせず日焼けをしたりしやすいからだそう・・・。

こうした話をお聞きして近年の男性用化粧品は、本当に男性の悩みに寄り添った化粧品開発が進んでいる証だと思えました。

メンズメイクを定義してみた

さて、そんなメンズメイクですが「定義」はあるのでしょうか?

まだ、ここ一年未満のメンズ推し現象。誰も定義を決めてない気がします。

 

そこで、何百名もの男性をメイクしてきたわたしが代表して、わたしの今までの男性メイクの経験と知識、独特な目線で定義してみたいと思います。※メイク師IMAの個人的な主観によるものです

 

【王道ナチュラル素材作る派】

芸能人/DAIGO・赤西仁

元の素材を活かしたりしながら王道の「男らしさ」や「清潔感」をメイクで演出するパターン。シャネルメンズラインなどはこうした王道ナチュラル素材作る派に向けて作られている。

 

【整形OK!?人形美派】

芸能人/Matt・アレン

美しいものに憧れたり、海外の有名人の真似をしたりした結果、止まらなくなって整形にまで踏み切ったパターン。メイクと整形の力によって人形や彫刻の姿を目指している。

 

【海外最先端流行派】

芸能人/EXILE

一般人では経営者系に多いパターン。歯のホワイトニングが流行れば歯を真っ白に!アイコスが流行ればタバコをやめてアイコスに!とにかく最先端☆仕事の関わり上での清潔感を優先してメイクをしている。

 

【中性・女子にモテやすい派】

芸能人/とまん・ゆうたろう

弱々しく可愛いポジションを目指しているパターン。小動物のような不思議な顔と髪型、ファッションを演出。中身は男性。メイクは自己演出、カモフラージュ、モテるために使用している人が多い。

 

【悩み解決トラブルカバー派】

芸能人/松本潤・山田涼介

肌トラブルを隠すためにメイクをしているパターン。メイクを落とすと肌トラブルが出現する。肌トラブルを隠すことで自信をつけ、メイク本来の価値を有益に使えている。

 

【自由ファッション優先派】

芸能人/りゅうちぇる

男女関係なくファッションとして定義されるメイクからメイク法を編み出し使用するパターン。

何もかも自由!メイクって何?のレベル。自己演出、新しいもの好き、流行好きに多い。

 

【バンドメイク仕事系】

芸能人/YOSHIKI・hyde

音楽関係、自己演出などでメイクをしているパターン。昔からバンド系でメイクをする男性も多く、男性がメイクをしているというロックな感じに憧れを持つ人が多い。女性的な意味は無く、音楽とメイクをリンクさせているイメージ。

 

 

確かにメイクは自由!男女問わず楽しむべきです。

 

しかし、わたしの定義するメンズメイクは素材を活かして男らしく。そして、肌トラブルをカバーして自信をつける。メイクとさせて頂きます。

 

男性がより男性らしく。経営者が清潔感を漂わせ、より意欲的に仕事が出来るように・・・。

営業マンがツヤツヤした肌で何件も営業を取れるように・・・。

 

そうした、今の世の中で働く男性達がメイクの力でより業績を伸ばしたり、社会で活躍できるようにするお手伝いメイクを「真のメンズメイク」と定義します。※このサイト内での話です。

 

よって、性別について、整形について、女装について、過剰な自己演出について、わたしの中でメンズメイクと定義しません。

 

なぜならば、本来「メイク」とは「特殊メイク」ではなく、ナチュラルな材料から生み出されるナチュラルなものだからです。

 

整形、特殊な材料、性別などが混じり合うことは本来のメイクの定義を乱し兼ねません。

 

現に、本来のメイクの知識なしにメイクを広めている人々(自由ファッション優先系)も増加しておりますが、プロメイクアップアーティストの間では彼ら、彼女らのそうした行いは大変不評です。

 

また、本来のメイクが持つべき力を無視して(勉強していないので知らないor出来ない)マイナスの使用方法をしているのです。そしてそれを広めています。こうした事態は、SNSの普及やインスタント芸能人によるものが多いです。

 

習字で基礎も学ばずグチャグチャに書いて自由だ!と叫んでいるようなもの・・・。

それでは、あまりにも筆と墨と習字の歴史が可哀想です・・・。

 

メイクも同じです。深い知識と確かな経験こそが、本当の自由と新しい文化を生み出すのです。

 

よって、このサイト内でのメンズメイク記事は「素材」にこだわって「肌トラブルをカバーする」ことに集中します。是非他の記事も参考にご覧下さい。

 

メンズメイクのスキンケア

今まで男性の肌はオイリー(脂っこいもの)とされ、そうした化粧品がメインで販売されてました。

 

しかし近年、男性向けの化粧品も女性同様に幅広い種類が用意されるようになりました。

 

これはメイク界において、とても大きな進展です。

CHANELもメンズ化粧品の展開は、ブランドの歴史を覆した初の試みとなりました。

 

さて、そうしたメンズメイクの化粧品ですが今回は肌作りの基礎に沿ってご紹介します。

 

メンズメイク【肌作りの基礎】

まず、ご自身の肌チェックをセルフで行います。

プロに任せるのが一番早く確実ですがセルフでもある程度、チェックすることは可能です。自分の肌は案外、自分が一番わかっていたりするのです。

 

さて、あなたの肌は乾燥肌ですか?オイリー肌ですか?それとも、普通肌?混合?

わかりませんよね。

それではチェック方法を教えます。

肌質セルフチェック

まずよく肌を観察してみてください。

大きめの鏡と自然光で皮膚の状態をみてください。簡単に説明します。

 

【オイリー肌タイプ】

・ニキビができている
・脂が出ている
・毛穴が大きく開いている

 

【乾燥肌タイプ】

・白い粉が出ている
・痒い
・細かなシワが多い

 

【その他】

混合肌など。どちらでもなく、気になる箇所は無い。など。

その他にもありますが、複雑化するので今回は2種類に分けてます。

 

部分により異なる人もいます。例えばオデコはオイリー肌、頬は乾燥肌など。

そうした場合は部位に分けて化粧品を使用することをお勧めします。

 

 

ご自身の肌チェックを終えました。それでは、それぞれの肌に合わせた化粧品を選びましょう。

 

まずは「化粧水」と「乳液」です。

※脂の多い人は先にあぶらとり紙という化粧品で油を取り除いて下さい

 

従来の男性向け化粧品は「オイリー肌用」のさっぱりタイプが主でした。

しかし、先ほどお伝えしたように「乾燥肌用」のしっとりタイプも発売されるようになりました。

 

化粧品を選ぶ際、注目して欲しいのがこの『オノマトペ』です。化粧品の成分の質感を表しています。

 

「さっぱり」は脂っこい肌の油分を取ってさっぱりさせたい!から、さっぱりと表現されてます。

「しっとり」はカサカサ乾燥している肌に潤いを与えたいから、しっとりと表現されてます。

 

顔の皮膚には主に油と水が混ざった状態でくっ付いてます。

このバランスが崩れるとニキビができたり、カサカサ痒くなったり・・・。赤ちゃんの頃はモチモチで程よい配分です。

基礎の化粧ではそうした赤ちゃんの頃の肌を目指した肌作りとケアをします。

赤ちゃんの肌は凹凸もなく脂と水の分量も適切

赤ちゃんの肌は凹凸もなく脂と水の分量も適切

また、女性の大半は乾燥肌とされてます。

よって、しっとりタイプ、とてもしっとりタイプなどの保湿を重視した化粧品が多いのです。

もしあなたが男性であっても乾燥肌なら、女性用の化粧品も使用していいのです。

最近出た男性用の保湿化粧品よりきっと開発は進んでいると思いますので、女性化粧品の方が成分共に優秀だと思います。

ただし、香りは女性に合わせて作られている可能性大です。吟味して下さい。

 

また、基礎の化粧品は性別に合わせてなど作られてませんので(女性に合う水を配合!など)性別問わず使えるはずです。

化粧品とは、性別を問わない皮膚の状態に合わせて作られているのです。

逆に男女の2パターンに人間の皮膚を分けられるはずはありません。千差万別です。

毛穴が大きい女性もいれば、女性より肌のきめ細やかな男性もいます。

 

それでは、あなたに合った化粧品が選べました。

その際、オイリー肌だった人に注意していただきたいのはオイリー肌の人が乳液を使用することです。

乳液とは、もったりとしたテクスチャでミルクのような見た目の化粧品です。とてもしっかり皮膚についてベタベタと保湿させます。

よって元から油分のある人は乳液を使うと余計に油分を出してしまう可能性があるのです。

また、化粧水も乳液も塗りすぎは注意です!

 

本来、肌には自ら油分と水分を生み出す能力があります。あまりにも水分を入れ過ぎたり、油分を入れ過ぎたりすると逆効果。せっかくの肌の能力を奪い兼ねません。

顔のサイズに合わせて塗ります。足りている足りていないは練習により感じることが可能です。

毎日、朝と晩に続けて適度な量を把握して下さい。

 

 

これで肌作りの基礎が完成しました(これは必ず化粧前に行います)。

スキンケアと言います。肌のケアという意味です。

 

ケアを続けることで肌はみるみる生き生きしてきます。あまり無理せず、楽しめる範囲で続けて下さい。