一流メイクアップアーティストが絶対に100円化粧品を使わない理由

アイシャドウ メイク師IMAの女装メイクレッスン
アイシャドウ

女装メイクアップアーティストのIMAです。

最近、あまりにも100円台の化粧品を推す人が増え、大変遺憾に感じております。

 

100円台の化粧品は過去に何度も事件沙汰になっています。

なのに、そうした情報はあまり拡散されず、「100円安い!プチプラ!」という宣伝情報ばかりが回っており、心配しております。

 

先週も、そして今日も、百均の新商品の特集記事を読みました。

書いている人はただのライターのようです。

素性も謎です。問題があったらどう責任を取るつもりなのでしょうか。

憤りを通り越して悲しい気分になります。

 

全ての商品を否定するつもりはありません。

 

ただ、100均化粧品は本当に良質なものでしょうか。
美しくなりたいという初心者様にとって勉強になるアイテムでしょうか。

 

・・・私はNOだと思います。

 

長年、私はこうした「商品について」の意見はなるべく避けてきておりました。

 

しかし、こんなにもメイクの情報を(しかも間違った)簡単に手に入れられる世の中となりました。

少しでも間違いに気づく人が増えますよう、もっと質の良いアイテムに出会えるよう、気を悪くされる人も、もしかしたらいるかも知れませんが、意見を述べさせて頂きます。

 

今回の記事は少し辛口仕様となります。

皆様がどうかそうした嘘の情報に時間を奪われないよう、
「同感!」と感じるプロメイクアップアーティストには感謝を込めて・・・。

是非、ご覧下さい。

 

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メイク師IMAが100均メイクを嫌う理由

 

近年、インターネット上に「100円の商品は使える!」「100円の商品でフルメイクしてみた!」など、100円の化粧品を推すアマチュアの方が沢山いて、その数もどんどん増えています。

この現象は、プロとして大変遺憾で心配なことですし、特にそうした間違った情報が若者に届くことを危惧しております。

 

例えば、アルバイトもできない小学生がそうした動画を見て、おこづかいを持って100円の化粧品を両親に内緒で買うのです。

そしてこっそり使い続けるのです。

 

使い方も、そうした動画では細かな部分まで載せていません。

無茶苦茶な使い方をした小学生の肌はどうなるでしょうか?

しかも100円台の決して品質の良さが保証されていない化粧品です。
(過去に発がん性物質が見つかったと報道されました。詳しくはお調べください。)

 

もしそれが、あなたの子供だったら・・・?

今は簡単に動画を見れる世界となりました。
親が止めても目にする機会も多くなり、子供達はYouTuberのことをヒーローのように感じています。

 

果たしてヒーローが間違った情報を流して良いのでしょうか?

もし流すのであれば、危険な行為として説明する必要があると思います。

そう、100円台の化粧品を肌に塗ることは危険なのです。(高いから安全という訳でもないが)

 

なので、決して品質の良くない商品を「安くて使える!」などと、推さないで欲しいのです。

 

あなたの肌が頑丈で、ボロボロになっても気にしないのは勝手です。

しかし、そうした化粧に興味のある小さな子供、そして化粧について何も知らない状態の男性が信じたらどうでしょう。

 

プロのメイク師として、アマチュアの方に間違った情報、思い込んでいる情報、危ない情報は伝えないで頂きたいのです。

決して全ての商品やメイクさんが悪いという訳ではありません。

ただ、多くの人々が表面的な「安さ」に負け、そうした商品の美における小さな「悪」を見逃しているのです。

 

すぐに肌への影響は出ないかも知れません。

しかし月日が経つと感じるのです。
「なんでケチって安い化粧品しか使えへんかったんや・・・。」と。

つまり、肌が荒れます。

どんなに強い人でも荒れると思います。

ハンバーガーを食べ続けた男のように、実験しましょうか?

 

私は発がん性物質の入っていた化粧品を生み出す商品は肌に塗りたくありません。

 

作り手が、どんな思いで作ったのか、誰が作っているのか、そうしたことまで見えるようになったらセルフメイクの一流ですね。

皆様には、そうした自分の顔を自分で守れる人に成長して頂きたいので、無駄な100円商品の買い物は避けることをお勧めします。

 

こうして口だけで述べても伝わりにくいので今回は、いつも私が生徒様に「100円台の化粧品は特に肌に使うものは絶対に避けて下さい。」とお伝えしている真意を、画像を踏まえてより細かく説明します。

この記事を見た後きっともう100円の化粧品は使わないでおこうと感じるはずです。そうした若者が増えることを願っています。

 

全部で4アイテム揃えました。

「筆」「アイシャドウ」「チーク」「つけまつ毛」です。

初心者様でも分かりやすいものを選択しました。

ファンデーションは実験する気になれず、今回は大きな範囲はチークにしています。下にはファンデーションとお粉を塗った状態です。

 

まず、筆から比較していきます。2018年、100円台のメイク商品もバラエティ豊かになり、台所の便利グッズやパーティーグッズも沢山増えてきました。

しかし、化粧品においてはいつも100均に寄るたびにチェックし、購入して品質を確かめたりするのですが数年前よりアイテムの数は増えど、品質は何ら分かりないと感じています。

 

今回もいくつかのアイテムを購入しました。最新の100円台のアイテムです。

 

まず「筆」の比較をします。

私の使用している筆は1本4000円ほどの筆です。
動物の毛を使用し、柔らかく抜け毛の無い、職人さんが1本1本丹精を込めて制作されています。
アメリカでは動物の毛を使用することに反対の運動が進んでおり、ナイロンが主流だそうです。

ブラシの比較

ブラシの比較

右の赤い筆が私のいつも愛用している筆です。

左が今回購入した100円の筆です。
購入した時から、毛が抜け落ちて、1本1本毛が波打っておりました。
一目で品質の悪さが垣間見えました。これをお肌につけるなんて真っ平御免!!

 

肌に傷がついてずっと使えばくすみの原因となります。

それに比べ、私の筆の滑らかさ。
さすがです。整った毛先。見てわかるほどの滑らかな毛質。

ふわふわと、撫で心地も良いでしょう。

 

ブラシの先端

ブラシの先端

2つの筆先をアップで撮影しました。

いかがでしょうか?先ほどお伝えした通りです。
100円台の筆は最近、動物毛をうたっているものもありました。

そちらも、目視で確認したところやはりプロが使用する筆やドラッグストアで販売されている1000~2000円程の筆とは異なりました。

 

実験として、安い筆を使ってみたことがあります。

こうした毛先の具合、柔らかさ、素材など異なる箇所は沢山ありますが、何より安い筆を使って後悔したと思うのは「抜け毛」です。

メイク中、モデルの肌に毛がポロポロと付くのです。せっかくの美しいメイクも台無し!

 

「100円の筆が良い。」と言っている人にはお気をつけ下さい。

旅行先でどうしても必要だから程度なら、まだ使用できるかと思います。

 

セルフであっても、ドラッグストアで購入できるような1000~2000円台の筆を購入することをお勧めします。


せっかくなので、100円の筆でチークを塗ってみました。いかがでしょうか?

肌の色より浮き出てみえます。

 

たまに街中で、安いお店のスタッフさんがこうした派手目なチークをされているのを見かけます。

安いのが悪いと言うわけではありませんが・・・

 

「ケチ」の気持ちは美からあなたを遠ざけてしまいます。

安いもの、汚いもの、そうしたものはあなたの心次第で集まってしますのです。

 

なのでこのチークの色味も、私は汚い色だと感じます。
肌に合ってないですし、人工的な色で血色とは異なります。

 


次に、反対側に同じ色味のプロ仕様のチークを塗りました。いかがでしょうか?

チーク自体は色は同じに見えました。しかし、塗るとこんなにも色味が異なるのです。

 

不思議でしょう?

 

これは、開発の工程が関係していると思います。

100円台の化粧品は大量に安く作ることを目的としています。

たとえ劣悪な商品があったとしても、「まぁ100円だからまた新しいのを買えば良い。」そんな気にさせます。

 

しかし、プロ仕様のある程度値の張る化粧品はどうでしょう?

 

プロ仕様の化粧品は百貨店などで販売されている「ブランド」品が多いです。

ブランド品なので、クオリティを下げて作るのはブランドの命取り。

評判がブランドを左右します。

 

一流のブランドとして残るため、徹底的に研究された化粧品が世に出回るのです。
100円台のクオリティに負けるはずがありません。

 


全体的な画像です。

肌への馴染み、色合い、いかがでしょうか?

右顔のチークが100円(向かって左)、左顔のチークが一流(向かって右)。

自然な血色を演出しているのはどちらでしょうか。メイクの上手い下手は化粧品の高い安いでは変わりません。「技術」で変わるのです。

 

しかし、安いにもほどがあって最低ラインはドラッグストアあたりです。

100円の化粧品は論外です。

どれほど技術を高めても、やはり色から間違っていたりあまりに使えない色だったり、美しいメイクを作る上でのハンデが多すぎます。

 

私の師匠、その周りのプロフェッショナルで100円の商品を推している人を見たことはありません。(ドラッグストアの商品はある)

 

彼らには、プロとしてのプライドと経験、そして良し悪しが分かる目があるのです。

きっと彼らも今の世の中の100円台の化粧品を推す人が増えたことに憤りを感じていると思います。

 

 

それでは次に、つけまつ毛を比較します。

 

つけまつ毛は、100円のものだと顔面がチープになるとお伝えしました。つけまつ毛1つで顔は確実に変わります。

 

「高いから100円台のまつ毛で良い。消耗品だし。」という人もおりましたが、最悪です。
高いものは1つ2000円ほどになりますが、それはプロ用です。

皆さまへお勧めのつけまつ毛は5セット1200円程度のものです。

 

こちら、1つをボロボロになるまで使い切るには毎日付けて約1〜2週間程だと思います。つまり、2週間もったとして5個あるので10週間もちます。

 

100円のまつ毛はどうでしょうか?芯が細く、すぐにダメになります。
1つを使い切るまで1週間としましょう。10週間では10個必要なので1000円となります。

 

たった200円の差で、顔の美しさが変わるのです。
「100円だから安い」という感覚に騙されないで下さい。

つけまつげ

つけまつげ

 

2つを比べてみました。左が1200円。右が100円。

毛の密度、バランス、そして芯の太さが異なります。

 

糊をつけたつけまつげ

糊をつけたつけまつげ

芯にノリを塗りました。たっぷりとノリが付くのが1200円。
薄っすらしか付かないのが100円。

ノリが付かないと、どうなりますか?

そうです。剥がれやすくなります。さらに、付きにくい=芯が細いので、
付ける時にウニュウニュ動いて大変付けにくいです。

 

芯が太いということは、まつ毛が土台から取れにくい=長持ちします。

こうして比較すると100円商品がいかにクオリティが低いかがわかります。

こちらも、臨時で付ける分には良いでしょうが、決して100円のまつ毛で節約をしているからといって、トータルで見るとその人は得をしている訳ではありません。

 

 

装着した時の目元の差も一目瞭然。こちらは1200円のまつ毛です。

1200円のつけまつげ

1200円のつけまつげ

 

こちら、100円のまつ毛です。カスカスでまつ毛が付いているかも分かりません。

100円のつけまつげ

100円のつけまつげ

1200円のまつ毛は付ければそのまま目がパッチリ!まつ毛の役割を果たしています。

しかし100円のまつ毛はマスカラなどを塗って太くする必要があります。

実際に塗ってみましたがつけまつ毛にマスカラはダマができやすく、一度塗るとそのつけまつ毛は再利用が厳しくなることが分かりました。汚くなります。

 

 

最後に、アイシャドウの比較です。

100円のアイシャドウと、4000円のアイシャドウ、比べてみました。

 

どちらも手で塗りました。位置は同じです。どちらも「茶色」をうたう、アイシャドウです。

 

4000円のチーク

4000円のチーク

 

こちらが4000円のアイシャドウ。発色、馴染みの良さ、美しさをご覧下さい。

 

指で塗ったのに塗りムラもありません!美しい。元々そこに存在した影のようですね。

 

100円のアイシャドウ

100円のアイシャドウ

 

次に、こちらは100円のアイシャドウ。思わず笑いました。
なんやねん、この色。

ハイライトに真っ白・・・コギャルを思い出します。

アイシャドウは茶色というより黒の混じったグレーのような・・・

茶色とパッケージには書かれていました。

ラメも一応、入っているのですが粒子が荒い!その分、ギラギラと光ります。
中学生の頃、色んなアイテムを使って失敗しまくっていた頃を思い出しました。

 

いかがでしたでしょうか?

最後に、集大成の画像で比較します。

顔全体

顔全体

アイシャドウ、つけまつ毛、チーク、それぞれどこがどう違うのか、発見してみて下さい。

「100円化粧品は使えるよ!」という動画や画像、何をどう使えば使えるのか、分かりません。

本当の美をメイクで作りたいと思う人は安さに負けないで下さい。

 

そしてもし、このブログを小学生や中学生、男性で全くメイクを知らない人が見ていたら、「自分の顔は自分で守る」と覚えていて下さい。流行りに流されず、正しい情報を取得しましょう。

 

ただし、素材系の化粧品(アイテープなど)はまだ使って良いように思います。

私も現場で使用することがあります。他には、つけまつ毛ケース、そうした「モノ」ですね。

リップ、ファンデーション、特につけまつ毛の糊など目の近くのものは避けて下さい。

 

クオリティ高く美しく学びたい、メイクをしたい皆さまへ

最後にまとめとして同じことを伝えます。

安すぎるアイテムの使用とそうしたアイテムを推す人を信じないでください。

それは、質の高い美への遠回りと取り返しのつかない失敗になり兼ねないのでやめた方が懸命です。

 

あまりこうした人を批判する記事は好きではありませんが、事件が何件も起きている状況なので代表して声をあげました。
良い情報も悪い情報もキャッチして、判断して下さい。

私はこの実験で生まれて初めて100円台のチークを塗りました。