女装者の写真撮影時のコツ

女装男子の悩み

女装紳士は、「人生で一度も女装をしたことがない人向け」に運営しています。

 

最初はそのようなキャッチコピーは付けていませんでした。

 

しかし、自力もしくは女装サロンで女装ができる人よりも、女装を絶対にできない環境に置かれている人の方を優先的にわたしの人生の時間と培った技術を提供すべき人達だと個人的に感じたのです。

 

なので、「人生一度の経験」として女装を提供してきました。

 

しかし、わたしが昔より遥かに活躍の場を広げ、女装紳士を通して数々のテレビ出演、新聞に掲載されるうちに全国から「女装者様」が次々とご来店くださることもありました。

 

しかし、女装紳士は女装者向けの体験店ではありません。

 

女装紳士の受付の際の注意書きには、女装者様が嫌な思いをされないようにと

「女装者様は当店のサービスではご満足頂けない可能性があります。」と書かれていて、事前にスタッフに女装者であることをお伝え頂けるようにも促しております。

 

なぜなら「女装者」と「人生初女装体験者」ではその時に求めるサービスも、思考も、満足度も大きく異なるからです。

 

女装紳士のサービス自体が「人生初女装体験者」向けで徹底されているので、最悪の場合、女装者は満足できずクレームにつながる恐れもあるからです。

 

「人生一度の経験としてご利用可能です」と表明し続けた結果、女装紳士の約8割のお客様は人生で初めて女装体験をする紳士が集まる結果となりました。

 

女装初体験者にここまで特化した内容のサービスと社会的にも大きな信頼を得、(大阪庁のビジネスコンテスト・日本おもてなし大阪代表など)実績のある女装サロンは、世界で女装紳士1店舗のみとスタッフ一同、感じています。

 

わたしは女性なので他店に入ることはできません。

 

しかし、稀に当店に全国の女装サロン巡りをされている女装者様がいらっしゃってくださってこちらが聞いてなくとも他のサロンのメイクさんにして頂いた写真を見せてくださったりそのお店の手技、レベル、女装紳士がいかに丁寧かをお伝え下さることがあるのです。

 

そうした意見も参考にしつつ、女装紳士ほど人生一度に特化しているお店はないと自負しています。
※それが良い、悪いということではありません

 

「人生初女装体験者」と、たまにお越し下さる「女装者様」。

 

何百名もの様々なお客様に出会い、たくさんの情報が集まり、ついにわたしは変身体験を通して自然に、初体験かそうでないかの判断ができるようになってしまいました。

 

今では相手が一言も喋らずとも、見抜くことはできます。

 

これは女装者様にとってギョッとする話かも知れませんが実話です。

 

女装紳士で女装体験サービスを終える頃には、その人が本当に人生で初めて女装体験をしに来たのかを見破ることができています。

 

過去に一度2〜3時間の体験時間、終始無言のお客様がいらっしゃいました。

 

恥ずかしがっていて、お話の苦手な人と言う感じでもなく・・・
メイク中はパッチリ目を開けて、ジロジロと私の顔を舐め回すように見てきます。

 

私「???」

 

後でスタッフに怒られ今では禁止されていますが、その人は受付時のカルテも住所記入を拒否され、名前もニックネームでした。

 

身元も目的も分からない、ジロジロ見てくるお客様に対して、プロのメイク師は大事な技術を提供したいと思うでしょうか?

 

私はそうした人にいくら大金を積まれてもメイクをしたくありません。

 

私のことを応援して下さる人々、お客様、そうした人々に対しても私を卑下する人に対応することは、期待の気持ちを裏切ることになるからです。

 

しかしその時はそうした判断ができず、メイクを提供することにしました。

終始無言の姿勢は正直不気味で、早くこの時間が終わればと願っていました。

 

女装紳士には、隣の部屋に男性スタッフが待機しています。
それでも、無言でずっとおられると少し恐怖を感じるのです。

 

そして、そのお客様は変身姿に満足され、帰っていきました。

 

「変わった人・・・。」そう思っていたらすぐに女装紳士宛にメールが届きました。

 

「先ほどお邪魔したものです。すみません。実は黙っていましたが、常日頃から女装している女装者です。

 

女装紳士は今まで女装したことない人向けだと書いていたので、女装者が行って良いものかと悩んでおりました。

 

でもどうしてもIMAさんのメイクを体験したくて利用させて頂きました。

 

会話もずっと終始無言で、本当に申し訳なかったと思っています。」

という、謝罪のメールでした。

 

つまりその人は、女装者様だったのです。

 

こんなことを考えていたのか・・・。言ってくれれば良かったのに!

でもなかなか言えないんですよね。

 

だって女装紳士は「人生初体験者向け」と書いていますから。

 

 

別に個人的には、女装者だからといって偏見も特別な尊敬もありません。

肩書き関係なく、同じ人間だと思っています。

 

しかし、1時間近く顔を触らせて頂く以上、せめて名前や目的、女装者であることは聞かせてもらいたいな〜という思いもあります。

 

サービス内容(話す内容、メイクのことなど)が変わるからです。

 

そして私は、その人のメールを受け取る前にその人が女装者であることを見破っていたのです。

 

どういう部分を見て、その人が日頃から女装されている人なのかを見破った理由を「写真」に注目して説明したいと思います。

 

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女装者の写真撮影時の特徴

メイクを終え記念撮影をする際、女装される人ならではの、独特な動きや表情反応、こだわりがあることがわかりました。

 

女装したことのない人、日頃から女装される人に分けてご説明します。

 

女装紳士では、メイク後に記念撮影をしていました。これも全て私が担当していました。

 

なぜならば、美容院のようにシャンプーはAくん、カットはBちゃん、など、たらい回しにされては疲れますし、私がそうした接客が苦手だったからです。

 

女装紳士の代表として、私がして欲しいことをお客様にするスタイルで運営してきました。

 

1人の人が最初から最後まで、責任を持って工程を終えることがたった2〜3時間でも、深い信頼関係を築ける秘訣だと思っています。

 

そして女装メイク後、「それでは撮影に入りますね」と写真撮影に入った瞬間、普段から女装される人の多くはガラリと目の前で女性へと豹変されます。

 

女性というと、女性から抗議がきそうなので言い換えます。

女性に似せた声、仕草、表情を披露されるのです。

 

こちらがレンズを向けるだけで上手な笑顔振りまき、身体も器用に動かしてポージングをされます。

そして、モデルのように首をかしげたり、口元に手を当ててポーズをとったりされます。

こちらはただカメラを向けただけで。です。

 

最初はビックリしました!!

 

あとあと分析して考えたのですが、これは女装生活の中で身についた技だと思います。

 

数々の女装サロンを回って指示されたことを一生懸命再現しているのでしょう。
(中にはポージングを厳しく指導するメイクさんもいるそう)

 

個人的には女性らしく映るには慣れ切ったポージングより少し恥ずかしそう(よく分からない表情)な方が可愛い女性に映ります。

 

また、人生で初めて女装された人は口角も上手くあげれず、ガチガチに固まってしまうことも多いです。

彼らの心境はポージングもままならない状態でお手上げ状態といったところでしょうか‥。

 

そうした差を比べると歴然です。

 

また、女装紳士では体験後にアンケートを頂くことがあります。

 

そうしたアンケートで、女装者の人が必ず書かれるのは「全身撮影をしてほしい。」というご要望です。

なぜこのようなリクエストをされるのでしょうか?

 

考えてみて下さい。

すぐに思いついたあなたは女装者様でしょうか。

 

これは、人生で初めて女装体験をされた人は書きません。そこまで気が回らないのです。

 

日常的に女装されている人の多くは、女性に少しでも近づきたくて研究をされています。

また、「性」の面も大きな影響を受けている人も多いです。

よって、女性の「ボディライン」を重要視してコピーします。

「見て。女性らしいライン?」と直接聞かれたこともあります。(場所が違えばセクハラとされ兼ねません!!)

 

よって、写真撮影でも全身を撮影することで、女性のようなボディーラインがうまく再現できているかなどをチェックするのです。

中には、シリコン製の偽物の胸やお尻パッドを入れて女性らしい(であろう)ラインを作っている女装さんもおります。

 

それほど、女装さんにとって女性らしい丸みのある身体は重要なのです。

 

その要望が写真撮影で顕著に出てきます。

そうしたところで私は女装さんとそうでない人を的確に見分けることができました。

稀に写真=全身撮影じゃないの?という強者もおりますが女装紳士はメイクがメインのお店です。

よって「顔」を中心としたバストアップがメインなのです。

 

 

おまけとして、女装さんが自分で撮影をするときにどこを失敗しがちか、なぜ可愛く映らないか、などを実例を参考に解説したいと思います。

 

女装紳士では、記念撮影が終わった後に「自分でも携帯で撮影したい!」というお客様には2~3分のフリー撮影タイムを与えています。

 

その際、必ずと言っていいほど皆さんが間違って向けられる角度があります。

 

それは「正面」の「下持ち」です。真正面にカメラを持ってきて少し下から撮るのです。

なぜそうなるかは分かりません。でもこれは、大きな間違いです。

 

正面からだと顔もでかく見えますし、下にカメラを持ってくると大体は暗く映ります。

正面撮影なんて芸能人でも綺麗に写ることが大変!とされているのに・・・難関です。

 

そして、「光の当たり具合」まで気にされる人も少なかったです。

「カメラも技術が必要なんだな。」と嘆かれる人をよく見ます。

 

メイクをしたから絶対綺麗に写る!ということではなく、撮影技術も必要なのです。

 

それではどうしたら可愛く美しく写せるのか。について説明します。

 

可愛く自撮りができる方法

(1)まず光にかぶらないように携帯を持ちます。※自然光がオススメ

 

(2)「真正面」ではなく「少し斜め上」から撮影してください。

 

(3)その際に1番のポイントは「真っ正面から撮らない」ということ。

 

(4)自分のきれいに見える角度が左か右かを確かめて、カメラを動かします。

 

(5)きれいに見える角度のほうに顔向けて撮影してください。

 

(6)最後の大きなポイントです。それは、「笑顔」です。

 

この笑顔のある無いで女装写真の完成度は大きく変わります。

いくら綺麗にメイクをして美人に見えても、笑顔無しでは価値が半減します。

 

私が記念撮影を撮るとき、多くの人は「笑顔が苦手」だとおっしゃいます。私も笑顔は苦手でした。

しかし、そうした人々へ「口角を上げてください」と言うと、素直にあげることができます。

そして次なる指示などでどんどん私の世界に引き込み、気づけば可愛くて綺麗な写真が残せているのです。

 

何度も言います。撮影にも技術が必要です。

 

自分で撮影するときは、自分がカメラマンになりきってください。

どうしたら綺麗に映るのか、どうしたら可愛く見えるのか、考えながらグルグルとカメラを移動させてもいいです。

機械には「心」がありません。勝手に綺麗な部分を感知して撮影はしてくれません。

 

あなたが、あなたのことを「綺麗」「可愛い」と思った瞬間から綺麗で可愛い写真が撮れます。

写真に心は宿るのです。

 

あなたが自分の女装姿を受け入れられるように、何度も練習して綺麗なあなたの姿を残して下さい。