女装とカミングアウトと味方の探し方

女装男子の悩み

女装初心者であるあなたには今後、「女装生活をする上で味方となってくれる人」が必要です。

その人の選び方、出会い方について、先輩方々の体験談の声を踏まえてさらに詳しくご紹介します。

 

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女装とカミングアウト

まず、女装を始めてから周りにいきなりカミングアウトする人、少しずつカミングアウトする人、ずっとしない人に分かれると思います。

 

元から明るい性格で、偏見のない友達に恵まれ、自然な流れでカミングアウトできたという人もいると思います。

 

女性友達から「女装似合いそう。」と言われ、女装してカミングアウトした人などもおります。

 

特にそうした、女性の友達が元から多い女装者達を観察していると、皆さま本当に楽しく女装ライフを過ごされているように思います。

一緒にカフェに行ったり、イベントに行ったり、メイク道具を貰ったり、時には恋愛の話をしたりと・・・

こうした人たちは数的に少ないように感じますが、女装者の中でも恵まれている人のように感じます。

 

「本当は女装して女性とカフェに行ったり可愛いものに囲まれたりしたかった!!」そんな想像と現実が違ったという嘆きの声も聞いたことがあります。

女性の友達もいなくて、誰にもカミングアウトできないという初心者の女装者さま

そうした人にこの記事が届けば良いなと思いを込めて、文章を打っています。

 

大丈夫。
あなたがカミングアウトして味方でいてくれる人に出会える可能性は0ではありませんから。


さて、あなたは一体、これからの女装人生、誰に真剣な悩みを聞いてもらいましょうか。

思いつかなくて、お困りかと思います。

それを様々な女装者様からのアドバイスや、実際の女装者様の経験を見て、私が感じたことをありのままご紹介します。

 

まず女装者であることをカミングアウトできないと思うので、それは周りに言う必要はないと思います。

「カミングアウトできない自分は悪い。」と、自分を責める必要は一切ありません

誰にも秘密はあります。

 

無理に公表したところで、もしその人が女装に偏見のある人だったらどうでしょう?

 

せっかく見つけた楽しい趣味が、たった一人の無知、狭い視野によって消え去って行くのです。

 

決して周りの影響で女装とのご縁を離さないで下さい。

自信を持って、女装に出会えたことを堂々と胸の中に秘めて下さい。

 

私は女装メーク師として活動して来ましたが、女装者でなくとも、女装というワードだけでしかめ面をされたり、時にわかりやすく偏見を受けます。

酷い扱いもされます。

 

それでも、こうして誰かに何かを伝えることのできる立場になれた今、楽しいことも沢山ありました。

女装に出会えたと感謝しかありません。

 

女装に出会って良かったかどうかを決めるのはあなたです。

 

出会えたことがすでにラッキー。決して自分を責めないで下さい。

 

 

カミングアウトを周りにできない場合、周りの家族や友人とは別の世界でカミングアウトをしてみてはいかがでしょうか?

 

女装に偏見の無い、同じ立場の人が集まる場所

 

少し壁は高いと思いますが、「女装イベント」が全国で開催されています。

盛り上がっている場所は2018年現在、名古屋とされています。

大阪、東京もありますが、名古屋が女装のメッカだと、東京最大の女装イベントに遊びに来ていた女装イベントマニアの男性にお聞きしました。

 

個人的な女装者のイメージをお伝えします。

「名古屋=パリピ系が多いとされている。全体的なクオリティが高い。仲間意識が強く絆が強い。」

「大阪=放任主義。一人でも騒げる人が多い。各自でイベントを立ち上げるなど面白いことが好き。」

「東京=ビジネスチックなイベントが多い。静かな人が多い。アダルト系イベントや新しい風潮のイベントが多い。」

私は調査として日本最大と言われる現在は終わってしまった伝説の女装イベントに行ったこともあり、大阪のイベントにも美容系で出展していた時期もあります。

 

やはり中に入って情報を聞くのと、外から見るのでは、真実は全く異なります。

 

全くの初心者様にオススメなのは個人的には「大阪」です。(大阪生まれだから推しているわけでは無い)

人懐っこい人が多く、1人で孤独にしている人を放置できないイメージがあるからです。

 

また、交友関係もしっかり築かれており、皆さんすぐに顔見知になって仲良くしているイメージがあります。

時に単品の女装者様もおりますが。

 

私の教室に通っていた生徒様もこうしたイベントデビューを果たし、今ではすっかりグループの中心!という人までおります。

 

それは大阪の女装グループコミュニティが入りやすいということでは無いかと考えます。

 

もちろん、年齢や化粧のクオリティも友達作りにおいて大きな影響が出ます。それでも、仲の良いイメージがあり、女性の私も皆さま仲良くしてくださっています。

 

個人的に名古屋のイベントには機会が無くてまだ行けていませんが、2018年、前半に名古屋チームがごっそり大阪のイベントにお越し下さいました。

メイクをしていない(サボっている)女性より美しいレベルの高い美女ばかり。クオリティがとにかく高いのです。

 

そして明るくて踊れる人も多い。

ふっくらとした体型の人も、自分がどういうキャラクターかをメタ認知しており、センスもgood!

女性の目から見ても言うことなし!の女装者が多かったイメージです。

 

お洒落な女装者になりたい!人は、名古屋のイベントがお勧めです。

 

話が逸れましたが、家族や友人にカミングアウトできないまま、ひっそりと女装を楽しむのもありですが、人によっては飽きてしまったり、孤独になって自分を責めてしまったりする人もいます。

なので、そうした事態を防ぐためにも、最初は勇気を持ってイベントに繰り出して仲間を見つけて欲しいのです。

 

そうしたイベントで、女装の友達を作り悩み相談や女装話のできる人を見つけて下さい。

 

いきなり行って友達を作るのはなかなか勇気も入りますし、難しいと思いますのでイベント前に準備できる仲間ができやすいオススメの行動をご紹介します。

多くの女装者がそうしたやり方で友達を作り、安全に女装界デビューを果たしています。

 

女装イベントに参加する前に

イベントに行く前は是非、インターネットを利用して先に友達を作って下さい。

特に「Twitter」には女装者がたくさん集まっております。

SNSを利用し、仲良くなれそうな女装さんとコミニケーションを取り、友達になることをメイク教室の生徒さまが実践し、無事に女装界デビューされていました。

 

その際に注意した方が良いのは、女装界には様々な女装者がいるという認識です。

自分の描いているような可愛い女装者だけでなく、想像以上の女装者は数多く存在します。

 

自分がメイクに興味があって女装を始めた人だからといっても、インターネット上にはそうしたメイクに興味がある女装者ばかりでないということです。

 

中にはアダルト目的、女性にモテる目的で始めた。という人もおります。

 

「女装者」と名乗りながら「MTF」の人もおりますし、この世界はまだまだルールが明確でないからこそ、飽和状態でもあります。

 

その中に、様々な目的を持ったたくさんの人々が混在しています。

 

その中であなたはスムーズに理想の友達を作ることができるでしょうか?

 

実在する女装者様にお聞きしたことがありますが、最初は仲が良いと絡んでいても、途中で思ってもいない状態になったり嫌なことを求められたり、ということもあったそうです。

 

女装仲間を作るに当たり、そこまで考える必要ないかもしれませんが、より良い女装ライフを歩むためにも自分がどういう女装をしたくて、どういう友達が欲しいかは最初に明確にする必要があります。

 

最初はメイクに興味があって女装を始めた女装者でも仲間選びに失敗し、身体を売る女装者の仲間に・・・なんてことも、耳にします。

 

実際、女装をして身体を売る、そうした行為をする人は山ほどいると、女装界オーナー仲間より聞きました。

 

さて、あなたが安全に、自分の求めている女装仲間を見つけるにはどうすれば良いでしょうか?

 

そこで必要になってくるのは、「女装に対する知識」です。

 

これは私がメイク教室で若い女装初心者の人に口酸っぱくいつも伝えている事ですが、まず「女装は文化だ」ということを認識して下さい。

 

海に入る前に準備運動をするように、何事にも最初に準備が必要なのです。

 

女装界に入るにあたって、「女装って何?」と言う部分は必ず正しく理解しなければいけません。

また「MTF」などの女装に関係がある分野も徹底して学ぶ必要があります。

なぜなら、先ほど述べたように先輩女装者に丸め込まれたり、新しく出会った女装者が思ってもみないタイプだったりした場合に咄嗟に判断できず、のまれたり、相手を傷つける場合もあります。

 

この記事では何を学べば良いのか、最低限の女装界で役立つテーマをお伝えします。

 

女装とは

まず1つ目に、「女装がどういうものか」ということです。

私の知り合いの精神科医で、LGBTQなど、心の病とされるテーマを担当し、患者さまにカウンセリングをしている医師に直接、「女装って何ですか?」と聞きました。

当時の私はLGBTQも、女装も、きちんと区別できないレベルでした。

「女装とLGBTQはどう違うんですか?」

 

彼は呆れて答えました。
「その2つは全く違うものだよ。混在している人が多すぎる。ちゃんと説明できる人も少な過ぎる。」

 

そして私は女装とLGBTQを徹底して調べ上げました。

女装とは、洋服、化粧品、靴などの「外部」に値すること。

LGBTQとは、「心の部分(内部)」を指すのだと理解できました。

 

それまで、何十年もLGBTQという言葉さえ恥ずかしながら知らなかったのです。

 

それ程学ぶ機会がなく、もしかして閉鎖的にされていたのかな?などとも思いました。

 

さて、それではもう一度説明します。

「女装」とはファッションと同じです。

 

靴を履くのと同じ!

心は男性であり、見た目だけを女性に変身させるということ。

《変装の女性バージョン》というイメージです。

 

LGBTQについてはこちらで述べずとも、近年様々なビジネスが誕生し、話題になっていますね。是非、検索して調べてください。

おまけで私の知っている情報をお伝えします。

LGBTQの中でも女装に強く関連があるものは「T」の部分です。(Gも人により関係します)

性同一性障害と言われており、私も途中まで使用していましたが、「害」という字を嫌がる人がおり、MTFの方が好印象なようです。

MTFとは、心は女性、見た目は男性として生まれた人のことを指します。

個人的に「病気」ではなく、それがその人だと考えます。

 

女装界でこの「MTF」という人達にたまに出会います。

ご本人の環境、意志、いつからMTFなのか、何をみて、何の影響で・・・など、人により状況は異なります。

 

しかし、先ほどお話した精神科医によると医師側でもこのMTFの診断は不透明なまま進められているとのことです。

それ程日本は遅れており、医者もお手上げ状態らしいです。

 

私は時に出会うMTFと呼ばれる人を観察してきました。

中には、「MTF」なのに「女装者です。」という人がいたり、「女装者」なのに「MTFかも知れない」と一人で悩んでしまう人もいます。

 

私個人的には「女装」と「MTF」は大変大きく異なると思いますし、一緒に混同するのも、一緒にしてしまうのも、特にMTFの人に対して女装者が失礼で、ダメだと思っています。

なぜなら映画「リリーのすべて」がアカデミー賞を受賞して近年、話題になりましたが、「MTF」の人は性への違和感により、命をかけて手術をし、人生の多くの時間を捧げているのです。命を失う人もいます。

 

一方で「女装者」はというと、「男性」のままで「女性の姿」をするという行為です。

命はかかっていません。趣味としてされる人がほとんどです。

趣味と命懸けを一色単にしてはいけないのです。

つまり、MTFの人と女装者は、根本的に違う存在なのです。

 

それを女装さん本人が知らないと、女装界に入ったとき、判断ができずトラブルが起きます。

私も「女性だから」という理由だけでMTFの人に一方的に言葉や態度で攻撃されたことがあります。

その人はホルモン治療の最中とおっしゃっていて表情、言葉遣いの不安定さなど、明らかに情緒不安定な状態でした。

その時は男性スタッフが間に入って下さり、お互いに話し合いをして解決できたのですが・・・。勉強になりました。

 

女装オーナーでMTFの人からも過去に「ホルモン治療はあかん。」と聞いていたことがありました。

そのオーナー様は実際にホルモン治療をされていたことがあるらしいです。その時の心情や大変さもお聞きしていました。

 

よって、ホルモン治療をされているMTF様において知識の無い人が関わるとトラブルに発展する可能性もあります。

現に私はトラブルに巻き込まれて攻撃を受けてしまいました。お医者様で無い限り、その人の状態を緩和させることはとても難しい状況にもなります。(本当は何か出来ることをして差し上げれたらとは思いますが・・・)

「MTF」の人でホルモン治療をされている人がいます。こうした情報も是非調べてみて下さい。(女性も同様に!)

多くの知識を持つことは、女装界に進むにあたり、あなたの強力な味方となります。

同時に、今まで知らなかった存在を知ることもできますし、彼ら、彼女らの気持ちに寄り添え傷つけずにコミュニケーションを取ることも可能です。存在を認め合えるのです。

 

また、私が女装界に入って聞いた話ですが、「ゲイ」の人にとって「女装者」はライバルというか、嫌な存在に値するということです。(※全ゲイのことを指していません※ドラァグクイーンなどは省いています)

なぜならば、ゲイの人たちは見た目が男性で、ヒゲなどを蓄え、男性らしくあればあるほどモテると言われる世界です。(これも全員ではありませんが)

 

なのに、男性である見た目を女性に変換し、それなのに「女性が好き!」というゲイの世界の男性像を消し去り、好きな人も男性ではなく女性ということで、正反対に位置するのです。

 

ゲイの人にとっては、「そうした矛盾を抱えた女装者の考えが理解できない」ということでした。
※一部の証言です。

 

 

女装界は社会とは異なります。

しかし、何度もお伝えするように、多くの人々が存在します。

価値観も経験も目的も異なります。

私は女装している人たちの間では人を差別したり喧嘩したりそういう事はないと信じていましたが、人は人。

 

どんな見た目やどんな世界でも、同じでした。

 

つまり、女装界にもルールはありますし、先ほどお伝えしたように派閥もあります。

 

その分、より多くの知識も必要です。それらを心得てこそ、真の女装者になれると思います。

ぜひ、良き相談相手となるパートナー(仲間)を見つけてください。

 

1人で女装ライフを進むのもありかと思いますが、必ず悩みはつきものです。

 

困ったとき悩んだ時、側にいてくれる仲間や相談相手を見つけてください。

それは女装のお店でもいいと思いますし、もしかすると女装に関係のない世界かもしれません。

 

あなたが居心地の良い場所を探してください。

 

 

なお、あなたが女装をしていることに対して否定的な発言態度をする人たちからは家族であっても離れることをお勧めします。

女装は犯罪ではありません。あなたの人生はあなただけのものです。

 

堂々と心の中で旗を掲げ、是非とも素敵な女装ライフを歩んでください。